「三菱自動車」ってどんな会社?長い歴史があるんです

日本に有名な自動車メーカーが乱立する中で、三菱自動車は重要な企業の一つです。この三菱自動車がこれまでに、どのような歴史を経てきたのかは興味がある部分です。この自動車メーカーの歴史や代表的な車について、詳しく振り返ります。

三菱グループから生まれた三菱自動車

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日本には、トヨタやホンダなど世界でも有名な自動車メーカーが乱立しています。各社が互いに激しい自動車開発の競争を繰り広げてきました。その日本の自動車の業界の中でも、長い自動車開発の歴史を持つのが、三菱自動車です。この企業は、巨大な三菱グループの自動車開発部門として出発した経緯があります。三菱グループは、重工業や化学、金融に至るまで、幅広い分野に関連企業を持つ大きな組織です。その中で、高度な工業技術を活かして自動車事業が始められました。やがて自動車部門が三菱重工業から独立し、三菱自動車として新たに出発します。三菱自動車で特徴的であるのは、三菱マークの特徴あるデザインを持ったエンブレムの存在です。各自動車メーカーは、それぞれに代表的なエンブレムを持っています。三菱自動車の三つの菱型を組み合わせて作られた特徴あるマークは、創業家の家紋が原型として使われています、日本の自動車を始めとする重工業などの分野で使われていて、街中で見かけることも多いです。この三菱マークに愛着を持ち、その確かなブランド力による信頼性から、代々三菱の車を選んでいるファンも多いです。

三菱自動車で長いベストセラーとなったミニカ

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三菱重工業が自動車製造に関わり合いを持つことになったきっかけは、日産やトヨタの部品製造を請け負ったことによります。重工業企業としての高いプレス技術を活用して、ボディ部品の製造を自動車メーカーから引き受けます。このことがきっかけとなって、自動車製造の技術を蓄積していきます。やがて三菱重工業は、同社オリジナルの車である三菱500を開発し販売を開始します。さらに数年後には、三菱を代表する大ベストセラーとなるミニカの販売を始めます。ミニカは、デザインは簡素でシンプルでありながらも、車としての高い耐久性を持ち合わせていました。そのため、当時よりその信頼性から人気を博します。その後は50年以上にも渡り、時代に応じてグレードアップを繰り返しながら歴代のミニカが開発されてきました。ミニカが販売されてきた歴史が長いため、親子に渡ってこの車を愛用してきたという家族も多いです。三菱自動車やそのメーカーが売り出してきたミニカは、日本の自動車の歴史を語る上で欠かせない存在です。この車の歴史について改めて調べてみると、日本のこれまでの時代の移り変わりが見えてきます。

ラリーレースに強い車のラインナップが豊富な三菱自動車

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三菱自動車というと、質実剛健で武骨な車といったイメージが強いです。三菱自動車は積極的にラリーレースに参戦し、これまでに数多くの優勝や入賞の実績を挙げてきました。特に三菱自動車のクルマで人気を博しているのが、四輪駆動社のパジェロです。パジェロは、ラリーレースで多くの優勝を勝ち取り、日本はもちろんヨーロッパを中心として高い認知度があります。アウトドアのドライブを好むユーザーにとって、パジェロは魅力的なクルマです。悪路を協力に走り抜く力や耐久性が高く評価されました。またスポーツモデルのジャンルでは、ランサーエボリューションが三菱の代表作としてあります。三菱自動車の高い工業技術を投入して作られたこの車は、その力強い走りから多くのファンを獲得します。またラリーレースにも投入され、多くの戦績を残しました。速さやワイルドな走りを求めるドライバーたちからは今だ高い人気を誇ります。さらに三菱自動車は、軽自動車やSUVなどの分野にターゲットを絞り、日本の自動車メーカーの一つとしてこれからもその歴史を積み重ねていく意欲が強いです。